成人の日

日記ブログ

成人を迎えられたみなさまおめでとうございます。
自分が成人式に行ったときに言われたことばで、
今日も全国各地で二十歳になった紳士淑女がそう言われただろう。

当時は成人になったことの何がめでたいのか、どうして祝われるのかという
疑問が少なからずあった。
成人の日というのは国民の祝日として、その世代に生まれた子どもを一斉に祝う
誕生日のようなものなのではいないだろうか。
SNSでは成人式に行かない、行きたくないという意見が話題になったり、
全国各地で派手に暴れる二十歳が見られる少し残念な日でもある。
(成人式に行くかどうかは本気でどっちでもいいと思うし自分で考えろと思う)
そんな成人の日が長く祝日とされているのか由来を少し調べてみた。

かの吉田松陰に「士規七測」という成人の心得がある。
その中で松陰は、「七測を約して三端となす」と三つにまとめている。
「曰く、立志、以つて万事の源となす。択交、以つて仁義の行を輔く。読書、以つて聖賢の訓を稽ふ。」
とあり、現代語風に訳すと、
①立志…志を立てることはすべての源となる。
②択交…交友(付き合う人)を選ぶことは仁義を通す行いの助けとなる。
③読書…本を読みかつての教えを学び考えること。

これが成人の心得であるという。

お酒が飲めるようになったりタバコが吸えるようになったり(合法的に)、
ルールにおいてもできることが増える成人という区切り。
つまりそれは「ルールが守ってくれなくても、自分で考えて行動できるやろ、
もう二十歳やねんから。」というメッセージにも感じる。

自分が二十歳のときもそれほど実感はなかったのでえらそうなことを言うつもりは
ないけれど、二十代にこれから入るんだという意識を少し心に留めてほしいと思う。
ここからの過ごし方や意識の持ち方は間違いなく将来を大きく変える。

小難しいことを書いたけれど、あくまで上記のことはおまけだとも思う。
成人の日は、二十歳になった自分、育ててくれた親、支えてくれた友人や周りの人。
自分を含め、そういった人たちみんなにおめでとう、という日だと思う。
二十歳まで生きる、ということはとんでもなく素晴らしいことだ。
少し照れくさくても、お世話になった人におめでとう、ありがとう、これからもよろしく。
と伝えられる日であってほしいと思う。

ではでは。

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