おすすめの漫画①「サンクチュアリ」

趣味の部屋

いまの日本人にこそ読んでほしい漫画

今回紹介する漫画は「サンクチュアリ」。
サンクチュアリ=聖域、という意味で主人公二人がサンクチュアリを築くために
奔走する物語。少し暴力的なところもあるのですが、非常に熱い漫画であり、
込められたメッセージや内容には心奮わされる漫画でございます。
あと絵が抜群に素晴らしい。だからこそ伝わる熱量も半端ない!

あらすじ

ざっくりとネタバレしない程度にあらすじの紹介を。
少年時代、カンボジアの難民キャンプで出会った二人、北条と浅見。
奴隷同然の生活を強いられながら生き抜いた二人が日本に来て感じたこと。
それは、あまりに平和ボケして弱くなった日本。二人はこれを変えようと決意します。
過酷な環境を生き抜いたからこその二人の「生きる」という感覚。
そんな二人が奔走する。表(政治家)と裏(ヤクザ)の世界で…。

ここが面白い!

二人の主人公を中心にストーリーが動いていきます。
表も裏も立ちはだかる壁は老年の熟練者たち。政治の世界もヤクザの世界も、
一種の確立されたルールの元で年功序列が幅を利かせているのです。
いまの政治にも被る部分を感じます。ベテラン議員、センセイなどと呼ばれ、
年齢だけを重ねては、裏で私腹を肥やすような政治家。
ヤクザの世界は詳しくありませんが、大企業などの会社でも同様でしょう。

若者はそのルールに染まっていき、上が引退するまで細々と出番を待つのみ。
選挙など行っても意味がない、と現状に不満があっても変わろうとしない。
本音ではもっといい生活、自分が活躍できる社会を持っているのに表には出さない。

やがて二人に触発された周りの登場人物たちにも大きな変化が生まれてきます。
二人の「生きる」という感覚が、平和な日本人とは一線を画しているからこそ、
その魅力に感化されていくさまはこちらも熱くなるものがあるのです。

感想

自分もがんばろう、とにかく動いてみようと熱くなりました。
SNSでは、政治に対する不満や現状への文句が溢れかえっています。仕事にしてもそう。
いつからか、自分の現状を周りの環境のせいにしているのではないかと感じます。
現状に不満があるのなら、人任せにせず自分自身が変える努力をすればいい。
政治家への文句を言い、信用もしていないのに、なんとかしてくれる、
自分の現状が悪いのは政治家のせいだ、とどこか他人事のように話す自分。
若者がもっと政治に関心を持つことが大事。本当にその通りだな、と。

どこか政治の話ばかりになりましたが、
あくまで表の世界が政治だからであって、訴えかけてくるのは、
人間として生きるとはどういうことなのか」というメッセージです。
最後に浅見の熱いメッセージで締めようと思います。ぜひ読んでみてください。

ではでは。

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